イラン原子力庁は1日、濃縮度を約20%まで高めたウランから作った国産核燃料棒をテヘランの研究炉に
装填したと発表した。
AFP通信などが伝えた。
国産のウラン鉱石を使って製造した最初の燃料棒が研究炉に入れられ、炉内での挙動について検査を行っているという。
通常の軽水炉などより高濃縮度のウラン燃料を必要とするテヘランの研究炉は、医療用アイソトープの生産に使われている。イランは、過去に輸入した核燃料の在庫が間もなく枯渇するため、自力での核燃料確保が不可欠になったと主張し、核兵器への転用がより容易な濃縮度20%のウラン生産を正当化している。
欧米では、高度な技術を要する燃料加工をイランが本当に独自に実現できるか疑問視する見方も強い。イランは燃料生産が軌道に乗ったと主張し、濃縮度20%のウラン生産を加速する口実にする恐れがある。